秘封倶楽部と"幻想に至れなかった者達"が織りなす

スペキュレイティブ・フィクション・アドベンチャー
Fantastic Maidens
CHARACTERs・DATA
「便利を手にしたから、人は罰を与えられたのよ」第1巻:『カモミールの芳香』より
☆メリー-mery-
・プロフィール
1999年10月11日生まれ(20)/てんびん座/O型/AQ65
専攻種属:冥霊/幻想世界の往来/スペルカード生成(生成例:アイシクルフォール/パーフェクトフリーズ/夜雀の歌)
・経歴
国際技術大学二学年の女学生。本名はマエリベリー・ハーンだが、蓮子のつけたあだ名を好み、周囲にそう呼称させている。外国籍の容姿を持つが日本生まれと登録されている(合衆国支配下であるため欧米人の日本生まれは珍しくない)。座学、魔術において非凡な才能を有しており、とりわけ彼女だけが視ることのできる『幻想郷』世界の往来はかつて例のない魔法内容であり、その脅威性は問わず最高位に匹敵する冥霊魔術師の等級ではないかとされている。蓮子とは一年からの友人関係であるが、蓮子自身メリーのことをよく知らない。
▽True
1945年。R型に先駆けて考案されていた人類初の人工幻想的乙女。皇帝ウラジーミルの管理下で70年の時を過ごした後、秘密裏に日本へと移住させられた。その際に、露西亜の諜報員によって戸籍諸共改竄されており、一般的な機関等では、彼女の偽りを見破ることが困難となっている。このため、本来の生年月日は1945年10月11日であり、人工生体であることから老いることも死ぬこともない。血液は修復を想定してもっとも一般的な型を用いている。一定の条件を満たすと、記憶の改竄が解除され本来の人工幻想的乙女として起動する仕組みになっている。
・概要
本来の経歴も相まって、交友関係が限られている(彼女には高校時代というものが存在しないため)。そうした背景もあり、孤立していた蓮子と意気投合した。蓮子が悲観的な孤立から脱却できたのは彼女の存在が大きく作用している。また、メリー自身も不自然な孤立から脱することができ、出来の悪い学生と行動する優等な魔術師として、周囲に馴染むことができている。こうしたことから、メリーは蓮子との間に真の友情があるものと信じている。
自力での魔術行使ができない蓮子のために、『幻想郷』世界の妖精や妖怪のちからを借用し、使い捨ての魔術発動紙スペルカードに魔法を封入してあげている。この点を例に挙げても彼女の魔術は一重に冥霊と呼ぶには無理があり、魔術闘技においては一般的な弱点の存在しない稀有な魔術師である。なお、この稀少な魔術師に一際強い関心を持っているのが一等級冥霊魔術を行使する優子で、その魔法の特異性から二人は事実上の肉体関係を持っており、作中からでも相思相愛の仲であることは読み取ることができる。
蓮子の希望ということもあって、二学年進級時に岡崎教授の講義を受講している。この際に、当の蓮子を差し置いて優等な魔術師として岡崎から一目置かれていた。
首都環状線テロの際に【東方の魔術師】召喚に助力した一人。その後は岡崎達とともに行動していた。
蓮子が輝夜との魔術闘技に勝利し、ともに岡崎ゼミ履修許可書を渡された際に、履修条件となっている『部活ないしサークルへの加入』を埋めるべく、蓮子に秘封倶楽部の結成を提案した。
基本的には戦闘要員でもなければ議論の切り札にもならないが、F型の脅威にさらされたイタリアでは自ら巨人に対してスペルカードを用いる一面を見せた。
